海のことば、空のいろ 【糸】 碧月はる 2021年12月26日 悲しい夢を見た明け方は、やけに目が冴えてしまう。強烈な悪夢ほど身体は消耗しておらず、でも、悪夢よりも隅々まで鮮明に覚えていて、一つひとつの描写が執拗に細かい。悪夢をフィルム映画だとするなら、悲しい夢は、まるで小説だ。 エッセイ 夢 現在 記憶 過去 ABOUT ME 碧月はる エッセイスト/ライター。PHPスペシャルにエッセイを寄稿。『DRESS』『BadCats Weekly』等連載多数。その他メディア、noteにてコラム、インタビュー記事、小説を執筆。書くことは呼吸をすること。海と珈琲と二人の息子を愛しています。 BLOG:http://note.mu/harunomama