書くことは、呼吸をすること。
ー碧月はるーHaru Aotsuki
日々、想いごと

”朝”を届けてくれた友へ。

今朝、友人から嬉しい贈り物が届きました。最近嬉しいサプライズが続いていて、幸せな驚きで心が満たされる日々です。
友人とはnoteで出会いました。この1年、書いて読んで読まれて、そのなかでじわりじわりと絆を深めてきた大切な友人がたくさんいます。今日素敵な贈り物を届けてくれた方は、私にとって姉のような存在です。
美味しいものに目がないその友人の名前は、タダノヒトミさん。”うまいもん”を見つけるのが大得意で、それを親しい人に惜しげもなく教えてくれる懐の深い女性です。

昨年の暮れ、彼女と鎌倉でデートをしました。それはそれは素敵な時間でした。美味しいものを食べて、きれいな海を見て、互いの話をたくさんしました。それ以来以前にも増してヒトミさんは私のことを気にかけてくれるようになりました。

今日届いたのは、大好きな珈琲。美味しそうなスコーン、パン。パスタソース。ホットチョコレート。お菓子。坂爪圭吾さんの書籍。お守り。ネックレス。
私の”大好き”がぎっしり詰まった、幸せ色の贈り物。
箱の中身を取り出すたびに、その優しさと温かさがじんわりと胸の内に広がっていきました。

坂爪圭吾さんの書籍。
「やりたいことをやるために、好きなものを好きだと言うために、僕らは生まれてきたんだ。」
タイトルを読むだけで、力が湧いてきそうです。本文をまだすべて読めているわけではないけれど、今日読んだなかで心に残った一文をご紹介します。

何をしてもいいし、何もしなくてもいい。
何処に行ってもいいし、何処にも行かなくてもいい。

何かを成し遂げなければ。何者かにならなければ。ふとした拍子にそういう概念に囚われそうになるときがあります。大抵そういうときは、現実に大きな不満を抱えていたり、漠然とした不安を抱いていたりします。でも、人はもっと自由にフラットに生きていいのではないかと思うのです。
”何者”かなんて、他者の一時的な評価に過ぎません。それはわりと呆気なく時世に押し流されてコロコロと変わる、表面的な評価です。

”ねばならない”から解放されたとき、初めて自身の進みたい方向性を見出せるのかもしれません。もちろん好きなことだけをして生きていけるとは限りません。ときには好きなことのために苦手と向き合う必要もあるでしょう。でも、その決断を下すのはせめて自分で在りたい。そう思います。

坂爪さんの言葉は、灯りのようだと感じました。夜道を照らす灯り。優しいだけでも強いだけでもない、真っ直ぐな芯のある言葉たち。これからも毎日少しずつ読み進めていきたいです。

送ってくれたネックレスは、実はヒトミさんと色違いのペアとのこと。私は茶色、ヒトミさんは白色。いつかペアのアクセサリーを身に着けて、彼女とゆったり浜辺をお散歩してみたいです。
シェルストーンとサンストーンをマクラメ編みで仕上げてくれたのは、「ひかりのいしむろ」さん。天然石のマクラメジュエリーを主に制作されているお店です。とっても素敵なホームページなので、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか。

人が人を想い、その気持ちをこうして手渡してくれる。その温かさを思うと涙が溢れそうになります。
私にとって、昨夜はあまり優しい夜ではありませんでした。過去の記憶がひっきりなしに浮かんでは消え、眠れぬまま微睡んだ先でも悪夢が口をぽっかりと開けて待ち構えていました。そういうとき、この年になっても尚分かりやすくぐったりしてしまいます。そんな私に優しく明るい”朝”を届けてくれたのが、ヒトミさんからの贈り物でした。

ヒトミさん、ありがとう。あなたの存在は、私のなかでとても大きく、特別なものです。また会える日を心から楽しみにしています。

誰かの笑顔を願って、ふわりと優しさを手渡せる。そんな大人に、私もなりたいなぁ。

今日の出来事を掌編小説にしてnoteに綴っています。よろしければそちらも合わせて読んで頂けたら、とても嬉しいです。

noteTwitterにて日々のこと、思考、過去の原体験から伝えられるものを綴っています。エッセイは育児がメインです。

優しい夜ばかりでも明るい朝ばかりでもないけれど、文章を通して出会えた友人たちのおかげで、こうしてちゃんと自分を取り戻すことができています。
ありがとう。大好きです。

皆さんの明日が、優しいものでありますように。

ABOUT ME
碧月はる
エッセイスト/ライター。PHPスペシャルにエッセイを寄稿。『DRESS』『BadCats Weekly』等連載多数。その他メディア、noteにてコラム、インタビュー記事、小説を執筆。書くことは呼吸をすること。海と珈琲と二人の息子を愛しています。